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この記事は、Unreal Engine (UE)Advent Calendar 2024 シリーズ4 9日目 の記事です。
Unreal Engine を扱う際に、何かと必要になることが多い Visual Studio。
UE5.5 のパッケージ化に必要な Visual Studio 2022 の設定に関してまとめます。
Unreal Engine のバージョン毎に必要なコンポーネントが若干違う為、使用バージョンを確認してください。
以前のバージョンの設定はこちら≫ [UE5.4] [UE5.3] [UE5.2] [UE5.1] [UE5.0] [UE4.27]
UE5.5用設定
前提
- UE5.5 の Visual Studio の指定バージョンは、2022です。≫ダウンロード方法はこちら
- 検証環境は、Visual Studio 2022 (17.12.2) + UE5.5.0 + Win11 Windows用パッケージ化 の検証結果になります。
おすすめインストール設定
まず、公式ドキュメントを参考に、4項目チェック。
旧来の「ユニバーサル Windows プラットフォーム開発」は、
最新のVisualStudioでは、「Windows アプリケーション開発」に置き換わりました。
次に、公式ドキュメントを参考に、「C++によるゲーム開発」のオプションの4点確認。
次に、個別のコンポーネントの追加
- v143 ビルドツール用の C++ v14.38(17.8)ATL(x86および x64)
- MSVC v143 – VS 2022 C++ x64/x86 ビルドツール (v14.38-17.8) ←UE5.5, 5.4用
- MSVC v143 – VS 2022 C++ x64/x86 ビルドツール (v14.36-17.6) ←UE5.3用 ついで
このコンポーネントは、VisualStudio2022 で UE5.5 の C++プロジェクト を開くと、インストールを促されるコンポーネントになります。
ここまで入れておくと、C++プロジェクトや、外部プラグインを導入した環境でも、問題が無くなると思います。
インストールボタンから、インストール。
パッケージ化用にやっておくべき Visual Studio 側の設定は以上です。
C++開発用の Visual Studio エディタの公式推奨設定に関しては、
公式ドキュメントをもう少し読み進めてください。
最低限必要なコンポーネント
以下の2つのコンポーネントがあれば、「パッケージ化」は可能でした。
- Windows 10 SDK (10.0.18362.0 以上推奨)
- MSVC v143 – VS 2022 C++ x64/x86 ビルドツール(最新)
ここは、UE5.1 – 5.5 共通。Windows SDK は、(10.0.18362.0以降)であれば、どれでも大丈夫。
どうしても、Visual Studio のインストール容量を減らしたい場合は、参考にしてみてください。(自己責任)
C++ファイルがビルド済みでないプロジェクトのパッケージ化はできません。
Visual Studio が無くても良い場合(例外)
Visual Studio を未インストール状態で、パッケージ化をすると、
SDKの更新を要求するポップアップが出ますが、
「ブループリントプロジェクト」で、「プラグインの変更を行っていない」状態の場合は、
「続ける」で、パッケージ化が可能です。
「プラグインの変更を行っている」場合は、Visual Studio などのIDEが必要。
ゲームをリリースする際には、変更した方がよいプラグインがいくつかある為、
「完成品」をリリースする為に、Visual Studio のインストールをお勧めします。
後記
Visual Studio インストールしたけど、パッケージングできない人向けの記事が以下になります。
UE5 で パッケージ化 が できない時の 確認事項 – Windows
パッケージ化には、Visual Studio 以外のつまずく要素がたくさんあるので、
せめて、Visual Studio の設定までは問題ないという状態を共有しておきたいと思います。
間違いや問題があったら、Twitterにリプライいただけると助かります。
それでは、アドカレの他の記事もお楽しみに。