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UE5.3 パッケージ化用 Visual Studio 設定

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Unreal Engine を扱う際に、何かと必要になることが多い Visual Studio。
UE5.3 のパッケージ化に必要な Visual Studio の設定に関してまとめます。

Unreal Engine のバージョン毎に必要なコンポーネントが若干違う為、使用バージョンを確認してください。
以前のバージョンの設定はこちら≫ [UE5.2] [UE5.1] [UE5.0] [UE4.27]

プロジェクトをバージョンアップしている場合、前のバージョンのコンポーネントが必要な事があるので注意してください。

UE5.3用設定

2025年版

Visual Studio 2022 のバージョンが 更新され、チェック項目が変わっている為、
現行の最新バージョン(17.14.4)での設定を書き直します。

おすすめインストール設定

まず、4項目チェック。

次に、「C++によるゲーム開発」のオプションの4点確認。

次に、個別のコンポーネントを追加します。

これを入れずに、UE5.3のC++プロジェクトを開くと、

ソリューションエクスプローラーの上の方に、
必要なコンポーネントが足りないというメッセージと、インストールボタンが表示されます。

C++の扱いに慣れている場合は、ここからインストールしてください。

文字化けに悩みたくない場合は、英語の言語パックにしておく方が良いです。

日本語を使っても、ログの説明文がところどころ文字化けする以外は、基本的には問題ありません。

ここまで入れておくと、C++プロジェクトや、外部プラグインを導入した環境でも、問題が無くなると思います。

インストールボタンから、インストール。
パッケージ化用にやっておくべき Visual Studio 側の設定は以上です。

C++開発用の Visual Studio エディタの公式推奨設定に関しては、
公式ドキュメントをもう少し読み進めてください。

2023年以前

検証 Ver UE5.3.2 + Win10 Windows用パッケージ化

  • UE5.3のデフォルト指定バージョンは、Visual Studio 2022 です。
  • UE5.3.1 + Visual Studio 2019 では、エラーが出ます。(UE5.3.2で直りました。)

公式ドキュメントの Visual Studio セッティングのページもご確認ください。
≫Visual Studio 2022 ダウンロード

Visual Studio 2022

おすすめインストール設定

公式ドキュメントを参考に、4項目チェック。

公式ドキュメントを参考に、4点確認。

  • C++ プロファイリング ツール
  • C++ AddressSanitizer
  • Windows 10 SDK (10.0.18362 以降)
  • Unreal Engine インストーラー

パッケージ化用のインストール設定は以上です。


C++開発をする場合は、以下のコンポーネントの追加が必要になります。

C++開発をする際は要確認。

最低限必要なコンポーネント

パッケージ化に必要なコンポーネント。(プラグインの追加や削除をしている場合)

  • Windows 10 SDK (10.0.18362.0 以上推奨)
  • MSVC v143 – VS 2022 C++ x64/x86 ビルドツール(最新)

この2つのコンポーネントがあれば、パッケージ化ができました。

Visual Studio 2019

  • UE5.1 の時の設定と同じ。
  • 注意事項
    5.3.1では、Visual Studio 2019 で パッケージが出来なくなっています。
    5.3.2では、問題が解消されていました。

UE5.3.1 + Visual Studio 2019 でパッケージ化をすると、
以下のログの数行後に失敗する。

Microsoft platform targets must be compiled with Visual Studio 2022 17.4 (MSVC 14.34.x) or later for the installed engine.

[翻訳] Microsoft プラットフォーム・ターゲットは、Visual Studio 2022 17.4(MSVC 14.34.x)以降でコンパイルされたエンジンでなければなりません。

Visual Studio 2019 は、MSVC v142。

UE5.3.2 では、問題なくパッケージ化できたため、特にアナウンスはないですが、バグだったようです。

C++開発に使う場合は、「.NET 6.0 ランタイム」が2019では非対応になった為、2022を使用するよう促されます。

Visual Studio なし

Visual Studio 未インストール状態でパッケージ化を行うと、SDKの更新を促すポップアップが出る。

ブループリントプロジェクトで、プラグインの変更などをしていない場合、
「続ける」で、そのままパッケージ化が可能。

プラグインの追加や削除をしている場合は、Visual Studio などのIDEが必要。