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Unreal Engine を扱う際に、何かと必要になることが多い Visual Studio。
UE5.3 のパッケージ化に必要な Visual Studio の設定に関してまとめます。
Unreal Engine のバージョン毎に必要なコンポーネントが若干違う為、使用バージョンを確認してください。
以前のバージョンの設定はこちら≫ [UE5.2] [UE5.1] [UE5.0] [UE4.27]
プロジェクトをバージョンアップしている場合、前のバージョンのコンポーネントが必要な事があるので注意してください。
UE5.3用設定
2025年版
Visual Studio 2022 のバージョンが 更新され、チェック項目が変わっている為、
現行の最新バージョン(17.14.4)での設定を書き直します。
おすすめインストール設定
まず、4項目チェック。

次に、「C++によるゲーム開発」のオプションの4点確認。

- C++ プロファイリング ツール
- C++ AddressSanitizer
- Windows 10 or 11 SDK (10.0.18362 or Newer)
- Unreal Engine インストーラー
次に、個別のコンポーネントを追加します。


- .Net 6.0 ランタイム (サポート対象外)
- MSVC v143 – VS 2022 C++ x64/x86 ビルドツール (v14.36-17.6)(サポート対象外)
これを入れずに、UE5.3のC++プロジェクトを開くと、

ソリューションエクスプローラーの上の方に、
必要なコンポーネントが足りないというメッセージと、インストールボタンが表示されます。

C++の扱いに慣れている場合は、ここからインストールしてください。
文字化けに悩みたくない場合は、英語の言語パックにしておく方が良いです。

日本語を使っても、ログの説明文がところどころ文字化けする以外は、基本的には問題ありません。
ここまで入れておくと、C++プロジェクトや、外部プラグインを導入した環境でも、問題が無くなると思います。

インストールボタンから、インストール。
パッケージ化用にやっておくべき Visual Studio 側の設定は以上です。
C++開発用の Visual Studio エディタの公式推奨設定に関しては、
公式ドキュメントをもう少し読み進めてください。
2023年以前
検証 Ver UE5.3.2 + Win10 Windows用パッケージ化
- UE5.3のデフォルト指定バージョンは、Visual Studio 2022 です。
- UE5.3.1 + Visual Studio 2019 では、エラーが出ます。(UE5.3.2で直りました。)
公式ドキュメントの Visual Studio セッティングのページもご確認ください。
≫Visual Studio 2022 ダウンロード
Visual Studio 2022
おすすめインストール設定
公式ドキュメントを参考に、4項目チェック。

公式ドキュメントを参考に、4点確認。

- C++ プロファイリング ツール
- C++ AddressSanitizer
- Windows 10 SDK (10.0.18362 以降)
- Unreal Engine インストーラー
パッケージ化用のインストール設定は以上です。
C++開発をする場合は、以下のコンポーネントの追加が必要になります。
- .NET 6.0 ランタイム(長期サポート)
- MSVC v143 – VS 2022 C++ x64/86 ビルドツール(v14.36-17.6)
C++開発をする際は要確認。
最低限必要なコンポーネント
パッケージ化に必要なコンポーネント。(プラグインの追加や削除をしている場合)
- Windows 10 SDK (10.0.18362.0 以上推奨)
- MSVC v143 – VS 2022 C++ x64/x86 ビルドツール(最新)

この2つのコンポーネントがあれば、パッケージ化ができました。
Visual Studio 2019
- UE5.1 の時の設定と同じ。
- 注意事項
5.3.1では、Visual Studio 2019 で パッケージが出来なくなっています。
5.3.2では、問題が解消されていました。
UE5.3.1 + Visual Studio 2019 でパッケージ化をすると、
以下のログの数行後に失敗する。
Microsoft platform targets must be compiled with Visual Studio 2022 17.4 (MSVC 14.34.x) or later for the installed engine.
[翻訳] Microsoft プラットフォーム・ターゲットは、Visual Studio 2022 17.4(MSVC 14.34.x)以降でコンパイルされたエンジンでなければなりません。
Visual Studio 2019 は、MSVC v142。
UE5.3.2 では、問題なくパッケージ化できたため、特にアナウンスはないですが、バグだったようです。
C++開発に使う場合は、「.NET 6.0 ランタイム」が2019では非対応になった為、2022を使用するよう促されます。
Visual Studio なし
Visual Studio 未インストール状態でパッケージ化を行うと、SDKの更新を促すポップアップが出る。

ブループリントプロジェクトで、プラグインの変更などをしていない場合、
「続ける」で、そのままパッケージ化が可能。
プラグインの追加や削除をしている場合は、Visual Studio などのIDEが必要。